「SEOってどういう意味?」
「何をすればいいの?」
このような疑問にお答えしたいと思います。
今回はSEOの基礎知識と初心者でもすぐにできるSEO対策を解説していきたいと思います
Googleが掲げる4つのガイドライン
目次
SEOとは
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で日本語にすると「検索エンジン最適化」という意味になります
簡単に言うと自分のサイトの内容を検索エンジンやユーザーに対して理解しやすいように設定や配置をしたり、スムーズにわかりやすく伝えるための取り組みのことをSEO対策と言います
またユーザーに価値のあるコンテンツを提供することで検索エンジンからの評価を上げていき検索結果で上位に表示させるという目的もあります
SEO対策をすることで検索エンジンからの流入によるPVの増加やコンバージョンへと繋がっていくため、収益をあげていくためにはこのSEO対策がかなり重要と言えます
しかし、SEOの評価基準として独自のアルゴリズム(計算式)が用いられ、それに合わせた対策が求められますが、非公表なものも多く検索エンジンのアルゴリズムは日々変化している状況です
実際にはGoogleのみぞ知る答えにその都度振り回されていてもキリがありません。出来ることは、最低限のSEO対策を行いユーザーファーストを意識した記事の作成を心がけるということになりますね
すぐにできるSEO対策
初心者でもすぐにできるSEO対策を11項目まとめてみました。下記のことは最低限押さえておきましょう
- SSL化設定
- パーマリンク設定
- キーワード選定・左詰め
- タイトルの最適化
- 見出しの最適化
- 内部リンクの最適化
- パンくずリストの設定
- メタディスクリプション設定
- サイトマップの作成と送信
- alt属性の設定
- ページ表示速度の改善
SSL化設定
SSL化というのはサイトの通信を暗号化させて行う仕組みのことで、安全性やセキュリティを向上させるためのものです
SSL化設定は、サイトのURLを「http://」から→「https://」にする設定です
②WordPress内の設定でhttpsに変更
この2つを行い、URLに南京錠マークがついていればOK
WordPressブログを開設する際に行う初期設定の時に済ませておきましょう
パーマリンク設定
WordPressで記事を投稿する前に必ずパーマリンクの設定をしておく必要があります
注意点は一度パーマリンクを設定したらその後変更はしないこと
URLを変更すると獲得した被リンクが無効になったり、存在しないページができてしまうため最初に正しく設定しておかなければいけません
パーマリンクはURLの後ろのこの部分
https://earn-life.com/seo-taisaku/
まずは初期設定でURL構造を「投稿名」もしくはカスタム構造の「%postname%」で大元を設定
記事のURLはその都度、投稿画面にてその記事に合うURLを「半角英数字」で設定、文字を2つ入れたい時はハイフンで繋ぎます
URLはスターターガイドにも記載されているようにユーザーにわかりやすいフレンドリーなURLにすると良いでしょう
キーワード選定・左詰め
ブログ記事を書く前に、まずは先にキーワード選定を行います
検索エンジンはユーザーが入力したキーワードに沿った記事を検索結果として表示させているため、記事タイトルには必ずキーワードを入れる必要があります
キーワードツールを使って市場のニーズを調査していきます「何がどれくらい検索されているのか」ツールを使うことでサジェストキーワードや検索ボリュームを確認することができます
検索ツール
http://www.related-keywords.com/
『Ubersuggest』
キーワードを含める場所
- タイトル
- 見出し
- メタディスクリプション
- 本文
ツールで検索したキーワードの中から検索結果に表示されやすそうなキーワードを2〜3個選び、選んだキーワードはなるべく左詰めで自然な文章となるようタイトルに入れていきましょう
タイトルの最適化
記事タイトルにはキーワードを含め32文字以内になるように書いていきます
なぜ32文字かと言うと検索エンジンに表示されるタイトル文字数の最大が32文字以内となるからです
タイトルをつける時のポイント
- キーワードを入れる
- 32文字以内にまとめる
- 数字を入れて具体性を示す
- ターゲット・レベルを示す
- 簡単にできることを示す
- 読者への利益を示す
キーワードの入れ過ぎは避け、上記のようなポイントを押さえ自然な文章になるように書いていきましょう。タイトルに数字を入れて具体性を示すのは必須ですね
見出しの最適化
見出しタグはルールに従って正しく設定していきます
見出しタグを正しく使う必要性
・検索エンジンに伝えるSEO効果
見出しタグを正しく使わずに読みにくい記事を作成してしまうとユーザーの離脱に繋がったり、クローラーが正しいインデックスができなくなり評価を落としてしまう可能性があります
見出しタグを使うルール
- h1から順番に使う
- h1タグは1回だけ使用する
- h2~h6は何回使ってもOK
- 長い見出しは避ける
- キーワードは詰め込み過ぎない
このようなルールを守り見出しタグの適切な設定をしていきましょう
内部リンクの最適化
ブログ内の記事が増えていくとユーザーは読みたい記事へ自力で辿り着くのは困難となっていきます。そこで必要となるのが内部リンクの設置
ユーザーに対しての利便性をあげ関連記事への誘導や回遊率、滞在時間を伸ばすことでGoogleからの評価をあげていきます
またテキストリンクやグローバルメニュー、サイトマップなども用意しクローラーが巡回しやすいよう正しく設置することが大切です
内部リンクを最適化するポイントは質の良い記事同士を繋ぐこと、関連性のあるリンクを繋いでいきロングテールキーワードからミドルキーワード記事へと繋げていくと良いでしょう
パンくずリストの設定
パンくずリストとは、内部リンクのひとつでユーザーが現在どこにいるか位置を把握するために設置するものです
その他にも検索エンジンに構造を認識させスムーズに巡回してもらうという役割りもあります
ホーム > ブログ運用 > 初心者向けSEO
パンくずリストを設置すると記事上部でこのように階層が表示されます
ユーザーが辿ってきたルートが視覚的にわかり素早く前のページに戻れるといった利点があり、Googleが示すスターターガイトにも設置がおすすめされています
パンくずリストはプラグインでも設置可能ですが、WordPressテーマの設定画面でチェックひとつで簡単に設置することができますよ
メタディスクリプション設定
メタディスクリプションとは検索結果に表示される要約文のことでスニペットとも呼ばれています
メタディスクリプションを設定しても直接検索順位に影響はないもののユーザーへ記事の概要を正確に伝えることでクリック率(CTR)の上昇が期待できます
メタディスクリプションを書くポイント
- キーワードを含める
- 文字数は120字以内にする
- 内容を具体的に説明する
- 各ページごとに文章を設定する
このような点に注意し各ページごとにメタディスクリプションを書いていきましょう。テンプレートを使うと素早く書けるようになりますよ
サイトマップの作成と送信
サイトマップとは、ユーザーとクローラーにブログ内全体の構成を素早く認識してもらうための地図のようなものです
サイトマップには2種類あり
- XMLサイトマップ
- HTMLサイトマップ
XMLサイトマップはGoogle XML Sitemapsというプラグインを使って作成しGoogleサーチコンソールで送信、各ページの情報を検索エンジンに自動で通知することができます
HTMLサイトマップはユーザーに対してわかりやすいように記事リンクをリスト化しブログ内にサイトマップ専用ページを設置します
それぞれユーザーの利便性の向上や検索エンジンへ正しくサイト内の構成を認識させるため重要性が高く、特にXMLサイトマップは必ず作成・送信し自動更新しておきましょう
alt属性の設定
alt属性とは、HTMLのimg要素の中に記述するテキストのことで、それが何の画像なのかを説明するものです
代替テキストとも呼ばれ画像の説明をすることでクローラーに認識させ画像が表示されない時の代替表示や画像検索で上位に表示させるというメリットがあります
設定方法は次の通り
URLのこの部分に直接テキストエディタから加える方法
<img src="http://seo-gazou.jpg" alt="SEO対策">
もしくは、記事投稿時にビジュアルエディタで画像をタップ「鉛筆マーク」をタップして「代替テキスト」を書き込むとaltが記述できます
スターターガイトによるとテキストはわかりやすく短いものとされています
alt属性の設定は画像検索で上位に表示させたい重要な画像には代替テキストを書き込んでいくと良いですが、装飾のための画像にはあまり設定はおすすめされていないようですね
ページ表示速度の改善
ユーザーにとって検索したサイトの表示スピードが速いか遅いかというのはかなり重要です
ページの表示速度が3秒以上かかるサイトでは約53%もの人が閲覧すること無く離脱してしまうというデータがあります
表示スピードを計測するツール
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
表示速度を改善する方法は次の3つ
- 画像を最適化する
- CSS・JavaScriptを最適化する
- ブラウザのキャッシュを活用する
WordPressに高速化に有効なプラグイン
- 「EWWW Image Optimizer」画像を自動で圧縮
- 「Lazy Load」画像を遅らせて読み込む
- 「WP Fastest Cache」キャッシュを作成
- 「Autoptimize」ソースコード(CSS・JavaScript・HTML)を圧縮
上記のプラグインの導入が有効ですが、プラグインの入れ過ぎにも注意が必要です。サイトが重たくなる原因にもなるのでできれば15個ぐらいまでに抑えたいですね
SEOはユーザーファーストが最重要
SEO対策で心がけることはユーザーファーストという考え方
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
引用元:Googleが掲げる10の事実より
Googleが掲げる10の事実で記載されているようにSEOを行う上でユーザーを第一に考えることが最も重要とされます
検索意図の把握
SEO対策の基本とも言えるのかユーザーの検索意図に対してわかりやすい的確な「答え」を提示することです
そのためにはユーザーのニーズを把握しなければなりません
サイトを上位表示させるにはユーザーの検索意図を満たし満足度の高い役立つコンテンツ作りが求められます
読みやすい記事の作成
記事を書く際はできるだけ難しい言葉は避けユーザーにわかりやすいように記事を書いていきましょう
図表や画像、箇条書き、マーカー、見出しなど視覚的なわかりやすい表現はもちろん、関連した記事へのスムーズな誘導を促す内部リンクの設置においてもユーザーにとって利便性の高いコンテンツ作りが重要と言えます
専門性、権威性、信頼性を上げる
E-A-Tとは
Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trustworthiness(信頼性)
のことで、E-A-Tを意識したサイト作りがユーザーにとって満足度の高いコンテンツとなります
これはなかなか難しいですが嘘のないように自分の実績を提示したり、信頼性の高い機関からのデータを提示したり
ユーザーが納得するように具体的に数字を示して説得力のある文章にしていく必要があります
その他にも
・被リンクを集める
・低品質の記事は隠す
・ペナルティに注意する
など重要なチェックポイントもありますが、先程あげた最低限のSEO対策とGoogleの理念を理解しユーザーの役に立つ良質な記事を書いていくことが重要となりますね
まとめ
以上、すぐにできるSEO対策をご紹介しました
ご紹介した11個の対策は簡単な設定や設置ばかりなので最低限押さえておくと良いですね